ヨーロッパ共通参照枠 (CEFR) は、言語能力を評価する国際指標です。評価の低い方から順に、A1、A2、B1、B2、C1、C2の6つあります。身近な英検を当てはめると以下のようになります。
A1 3級 初学者
A2 準2級 初級者
B1 2級 中級者
B2 準1級 準上級者
C1 1級 上級者
C2 熟練者
C2はネイティブレベル、ということになり、英検では測れません。
大学入試では、
1.出願資格
2.加点
3.出願資格と加点
などの形で活用される見込みです。すでに多くの大学が活用を始めています。
各検定の結果を自動的に大学に送付する「大学入試英語成績提供システム」に使えるのは、高校3年生以降の4月~12月の間に受検した2回までの資格・検定試験の結果となっています。
おそらく、推薦入試等ではこのシステムを使わなくても資格試験の結果を使えると私は考えていますが、一般入試では基本的にはこのシステムを使うことになるのでしょう。
そうすると、自分が最も得点を取れる検定を高3までに選び、高3になってから2回受検することになります。
どの検定を使うかが、とても重要になってくるのです。
CEFRは各検定に正しく対応しているのか、ということが現在議論になっています。
最近私が受けた検定の結果を表にまとめました。
CEFRにはやはりばらつきがでました。
私は英検をずっと受けて来たので、英検の形式に一番近いTEAPで最もCEFRが高くなりました。
ばらつきの原因ですが、各テスト問題の形式が異なり得手不得手が出ること、またコンピュータを使うCBTでは操作への馴れが必要であったこと、などが考えられます。
GTEC CBT、TEAP CBTではスピーキングがB1となっていますが、受けた実感としても、「やりにくかった。うまく答えられなかった。」と感じていました。
少し恥ずかしいですが、スコアの詳細を以下に貼っておきます。
高校生はどのようなスケジュールで四技能試験に臨むべきか、ということを考えていきたいと思います。
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