英検とTOEICについて

今日、TEAP CBTを受けてきたのですが、それについて書く前に、よく知っている英検とTOEICについて書きたいと思います。

まず、みなさんお馴染みの英検ですが、ちゃっかり認定されています。

英検のいいところは、3級、準2級、2級、と難易度別にテストが分かれているところです。
英語がそこまで得意ではない高校生が、受検しながら少しずつステップアップできるテストだと思っています。
また、昔から人気のある検定なので、対策問題集がとにかくたくさん出ているので、生徒にも「○○社の△△っていう過去問を買って勉強しなさい」って言える。
単語帳や技能別の問題集もたくさんある。

以前はライティングは準1級以上しかありませんでしたが、最近は3級、準2級、2級にもライティングが課されており、準1級のライティングもメールからエッセイ型に変わりました。

英検は以前はとにかく単語を覚えて過去問を解きまくれば受かるテストでしたが、今はライティングが合否を決める鍵となっています。

大学入試に利用する問題点としては、英検は合否が出るので、合格しなければ資格として使えないことと、2級から準1級に、大きな壁があることです。多くの受験生は2級までは順調に到達できると思うのですが、準1級になるととたんに語彙のレベルがあがり、なかなか合格できない生徒が出てきます。B2取りたいけど、準1級は授業で習ってない単語が多すぎる、ってことがあったり、なかなか苦労しそうです。

一方、TOEICはビジネスシーンを想定した問題が大変多い試験です。
請求書(invoice)、残高(balance)など、教科書ではあまり目にしない単語がたくさん出てきます。またとにかくリーディングの分量が多い。精読に慣れてる高校生は度肝を抜かれます。
ビジネスに対する予備知識も少ない高校生にいきなりこれをやらせるのはちょっと酷かな~と思います。
経済学部や経営学部を目指してる生徒には逆におすすめしてもいいかもしれないですけどね。

今のところ、私は、英検は利用する方向で考えています。


しろイルカ(たぶん)

りんりんの英語四技能試験研究

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